医療レーザー脱毛の仕組み

医療レーザー脱毛は、毛の黒い色（メラニン色素）に反応する特殊なレーザーで脱毛を行います。
当院で使用しているジェントルマックスプロは熱破壊式の脱毛器です。熱破壊式はメラニン色素にレーザーが反応することで熱が発生し、この熱の作用により皮膚の下にある毛根組織が破壊されます。
一度破壊された毛根組織は毛を生産する能力を永久に失います。このため、施術後に毛根の支えを失ったムダ毛が、１～３週間程度で自然に抜け落ちます。このプロセスを繰り返すことで、ムダ毛が生えなくなり、半永久的な脱毛効果を実現します。


次に医療レーザー脱毛と毛周期の関係を説明していきます。
　医療レーザー脱毛の効果には、毛周期が関係します。毛周期は毛が生まれ変わる周期のことで、成長期・退行期・休止期の３つの段階で構成されます。

・成長期：毛をどんどん生産している期間
・退行期：毛の成長が衰えて抜けやすい期間
・休止期：毛の生産をやめている期間

　肌表面に見えている毛は成長期と退行期の毛です。医療レーザー脱毛の効果は、毛根が毛穴にしっかりとつながっている成長期の毛に主に現れます。
ただし、成長期の毛は全体の20％程度しかありません。そのため、一度の施術ではすべての毛を処理することができず、複数回の施術が必要になります。また体の部位ごとに毛周期は異なりますが、毛周期を意識して施術を受けることでより効果的に脱毛することができます。

次にレーザーの種類について説明していきます。
　当院の脱毛器はジェントルマックスプロです。出せるレーザーの種類はアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2種類です。

・アレキサンドライトレーザー：初期から最もよく使われてきた脱毛レーザーです。波長が短く、メラニン色素への吸収率が高く、痛みが少ないのが特徴です。
そのため、ヒゲや脇、VIOといった太くて濃い毛に反応しやすく、弱い出力でも効果的に脱毛を行えます。

・ヤグレーザー：波長が長く、表皮のメラニン色素への吸収が少ないため肌の深いところまで熱を届けることができます。
主にアレキサンドライトレーザーで効果の乏しい部位に用いられます。ただし、肌の深いところまで熱が入る為、真皮熱傷を起こす可能性があり、痛みもアレキサンドライトレーザーと比べて強く感じる傾向があります。


ここまで医療レーザー脱毛の仕組みやレーザーの種類について解説してきました。医療レーザー脱毛は使用する脱毛器によってレーザーの波長や照射方法が異なります。大切なのは、質の高い脱毛器を選択し、毛周期を意識して適切なタイミングで脱毛を受けることです。
当院では、施術の際に担当スタッフが毛質や肌質を確認し、安心安全で適切な脱毛を行えるよう努めております。ご不明点や不安なことなどございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。