毛を抜くと生えてこなくなる?
2025/03/01
ピンセットなどでヒゲを抜いた際には白くて丸い物体が付着していることがある為、毛根から抜けたと思って喜んでいる方もいらっしゃるかと思います。
ですがこの場合、実際には毛は毛根から抜けておらず、また毛を抜く行為は痛みを伴うなど、様々なデメリットがあります。
今回は毛を抜いてもなくなることがない理由や、毛を抜くことのデメリットをお話しします。
【毛を抜いてもなくなることがない理由】
毛を抜いた時に付着している白い物体は、実際には毛根ではなく体毛と皮膚を繋ぎ止めておくための組織です。そのため、その組織が付着していたとしても発毛組織の働きには関係ありません。
ヒゲや髪の毛などすべての体毛を作っている組織は、毛根の最も奥にある毛乳頭です。毛乳頭は発毛に必要な栄養や酸素を毛細血管に送る役割を担っています。そのため、毛乳頭を破壊しない限り毛は生え続けます。
また、毛を抜くことは皮膚に強い刺激や負担を与える行為です。毛は外部からの刺激に対して皮膚を守ろうとする性質を持つため、毛を抜き続けるとかえって濃くなる可能性もあります。
【毛を抜くことのデメリット】
毛を抜くメリットは、一時的に毛が薄く見えることのみです。一方で色素沈着や痛み、
炎症などのデメリットもあります。メリットと比較してデメリットの方が多い為、毛を抜くことはお勧めできません。
以下は代表的なデメリットです。
・色素沈着
人の体内では、皮膚を守る色素成分のメラニンが生成されています。皮膚が炎症を起こすと皮膚を守ろうとして、メラニンが過剰に生成され色素沈着が起こります。いわゆるシミです。毛を抜くことは皮膚にとっては大きな刺激の為、炎症が起き色素沈着となってしまう可能性があります。
・抜くときの痛み
毛は肌の内部で毛根と毛母細胞が繋がっているため、毛を抜くことによって繋がりが分断され痛みを感じます。毛を抜くときの痛みは部位によって異なりますが、一般的に皮膚が厚い部位より薄い部位の方が痛みを強く感じることが多いです。
・毛嚢炎
毛穴から細菌が侵入して炎症を起こし、赤みや痒みを伴う湿疹が現れます。毛を抜いて毛嚢炎が出来る場合抜いた翌日から数日の内に症状が現れ、軽症であれば痛みはなく数週間ほどで自然に症状が治まります。
・埋没毛
埋没毛は毛が皮膚の外に出られずに皮膚の下で成長する症状で、埋もれ毛とも呼ばれます。埋没毛は皮膚への過剰な刺激が原因で起こります。埋没毛は自然に治ることが一般的ですが、強引に毛を抜こうとすると、炎症や色素沈着などを引き起こす場合もあります。
毛を抜くことは、皮膚に負担を与えるためおすすめできません。肌トラブルにもつながる為、毛の処理をお考えの場合は、脱毛クリニックを利用するのがおすすめです。気になることがございましたらぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
ですがこの場合、実際には毛は毛根から抜けておらず、また毛を抜く行為は痛みを伴うなど、様々なデメリットがあります。
今回は毛を抜いてもなくなることがない理由や、毛を抜くことのデメリットをお話しします。

【毛を抜いてもなくなることがない理由】
毛を抜いた時に付着している白い物体は、実際には毛根ではなく体毛と皮膚を繋ぎ止めておくための組織です。そのため、その組織が付着していたとしても発毛組織の働きには関係ありません。
ヒゲや髪の毛などすべての体毛を作っている組織は、毛根の最も奥にある毛乳頭です。毛乳頭は発毛に必要な栄養や酸素を毛細血管に送る役割を担っています。そのため、毛乳頭を破壊しない限り毛は生え続けます。
また、毛を抜くことは皮膚に強い刺激や負担を与える行為です。毛は外部からの刺激に対して皮膚を守ろうとする性質を持つため、毛を抜き続けるとかえって濃くなる可能性もあります。

【毛を抜くことのデメリット】
毛を抜くメリットは、一時的に毛が薄く見えることのみです。一方で色素沈着や痛み、
炎症などのデメリットもあります。メリットと比較してデメリットの方が多い為、毛を抜くことはお勧めできません。
以下は代表的なデメリットです。
・色素沈着
人の体内では、皮膚を守る色素成分のメラニンが生成されています。皮膚が炎症を起こすと皮膚を守ろうとして、メラニンが過剰に生成され色素沈着が起こります。いわゆるシミです。毛を抜くことは皮膚にとっては大きな刺激の為、炎症が起き色素沈着となってしまう可能性があります。
・抜くときの痛み
毛は肌の内部で毛根と毛母細胞が繋がっているため、毛を抜くことによって繋がりが分断され痛みを感じます。毛を抜くときの痛みは部位によって異なりますが、一般的に皮膚が厚い部位より薄い部位の方が痛みを強く感じることが多いです。
・毛嚢炎
毛穴から細菌が侵入して炎症を起こし、赤みや痒みを伴う湿疹が現れます。毛を抜いて毛嚢炎が出来る場合抜いた翌日から数日の内に症状が現れ、軽症であれば痛みはなく数週間ほどで自然に症状が治まります。
・埋没毛
埋没毛は毛が皮膚の外に出られずに皮膚の下で成長する症状で、埋もれ毛とも呼ばれます。埋没毛は皮膚への過剰な刺激が原因で起こります。埋没毛は自然に治ることが一般的ですが、強引に毛を抜こうとすると、炎症や色素沈着などを引き起こす場合もあります。
毛を抜くことは、皮膚に負担を与えるためおすすめできません。肌トラブルにもつながる為、毛の処理をお考えの場合は、脱毛クリニックを利用するのがおすすめです。気になることがございましたらぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
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